無農薬ヒノヒカリ「夫婦米(めおとまい)」

毎日三食ご飯!
お米大好き一家が作るこだわりのお米

百笑倶楽部は平成5年(1993年)から農薬・化学肥料を使わずにお米を作り続けています。

毎日食べるお米だからこそ、こだわって作っています。

冬の間に田んぼの土作り。

稲わらをすきこみ、レンゲ草の種をまきます。レンゲ草が春に肥料となります。

この土作りをしっかりと行うことによって来年のお米の出来だけでなく、農業をやるうえでの基本になります。文字通り「土台」がしっかりしていないといいものは出来ません。

春になると苗つくりを行います。

種を数日ほど水に浸けておき、その後育苗箱に種まきをしますが、百笑倶楽部では、種をつけておく水にFFCパイロゲンという(生理活性剤)水を混ぜて、種の持っている力を最大限に引き出させます。

無農薬・化学肥料を使わず栽培するため、60℃のお湯に10時間浸して消毒する(温湯消毒)も行っています。

種にはものすごいパワーが詰まっています。なんといってもお米一粒から秋には1000粒ほどのお米が出来るわけですから。
3週間ほどすると元気に苗が育ちます。もちろんこの間の水やりは重要です。朝晩しっかりとチェックします。

苗がしっかり育ったら、いよいよ田植えです。

昔は学校も休みになり、家族だけでなく、ご近所さんや地域総出で田植えを行っていましたが、今では田植え機であっという間に終わらせます。

夏は、雑草との戦いです。

農薬も除草剤も使わずに育てるので、除草はもっぱら手作業かジャンボタニシに手伝ってもらっています。
通常ジャンボタニシは害虫として扱われますが、百笑倶楽部では除草を手伝ってくれる一員です。

田んぼの水位を管理することで稲を食べることはなくなります。とはいえ、ヒエなどはやっぱり手作業で除草することになります。

無農薬で米作りをするうえで、この除草作業が一番大変です。真夏の炎天下のなか、田んぼに入って黙々と作業をするわけですから。

夏の暑い中除草作業を頑張れば頑張るほど、秋の実りの時期は爽快な眺めになります。黄金色に輝く稲穂が頭をたれる姿は、頑張った甲斐があったなと充実感に浸れる瞬間です。

秋になると、そこかしこで稲刈りの風景を見かけるようになります。

稲刈りした後すぐ「お米」になるわけではなく、白米になるまでにこれだけの工程を経ています。

  1. 稲刈り・脱穀
    コンバインで稲を刈り、籾と藁を分け袋詰めまでやります。
    昔は田植えと同じように家族や近所の人たち総出で行う一大イベントで、鎌を使って稲を刈り、稲を束ねてから天日で乾燥。もしくは千歯扱きで脱穀した後で乾燥させていました。
    今ではこの工程がコンバインで一度に出来るので、機械化というのはありがたいものです。
  2. 乾燥
    稲刈り後のお米は20~30%の水分量ですが、乾燥機で水分を15%までにします。
    乾燥しすぎると籾摺りの際にお米が割れたりするし、逆に水分が多すぎると籾摺りの際に籾が剥がれにくくなります。
  3.  籾摺り・選別
    乾燥が終わったら籾摺りです。この籾摺りが終わってやっと「玄米」になります。
    籾摺りが終わって玄米になった時点で選別機を通して、粒の小さいお米を選別します。
    ちなみに百笑倶楽部では2段階で選別を行い、一番大きいお米を夫婦米として販売します。
    そして中ぐらいのお米を生甘酒や雑穀米などの加工用として使用します。
    最後に一番小さなお米は飼料用や業者に販売します。
    せっかく丹精込めて作ったお米なので、少しも無駄にしないようにしています。
  4.  精米
    玄米を精米してやっとみなさんが食べている白米になります。

夫婦米(めおとまい)について

【価格】700円/㎏(税込)
例)3kg 2100円、5kg 3500円、10kg 7000円。
玄米・白米・分づき米ともに同じ値段です。

※数量は御希望に応じます。ご自由にお申し付け下さい。 

※品種は「ヒノヒカリ」です。

※分づき米の指定も承っております→精米度合いについて

夫婦米は、お茶碗一杯42円。

「あなたはご飯の値段を知っていますか?」これは、ある講演会での講師からの質問です。

言われてみると、米の値段はスーパーなどで5kg1500円くらいから4000円くらいまでありますが、これを炊いてご飯にしたときの値段となるとなかなかピンとこないものです。

おにぎりの値段といわれると1個120円くらいで、レストランでライスを頼むと200円程でしょうか。

これを自分で炊くと・・・?

お米は1kgは約7合。 百笑倶楽部の夫婦米が、5㎏3000円として1合あたりでは、約85円になります。

1合が茶碗2杯分としたら、ご飯一杯わずか42円です。

夫婦米の5㎏3,000円という価格は、5kg2,000円のお米と比較して高く感じられるかもしれませんが、実は、お茶碗一杯当たり10円程しか違いません。

ちなみに夫婦米茶碗一杯分で買えるものは、「ポッキー」は約8本、カップヌードル約4分の1、ペットボトルのお茶約4分の1。
これが主食であるご飯の値段です。あなたはどう考えますか?